IBJの決算短信を10年分読んでみる。まだ理解できないところも多いかもしれないけれど、読んでみる。
2024年12月期
第3四半期
印刷してみた。連結業績の売上高は前期比3.4%下がっている。営業利益は前期比14.3%増加で利益率は上がっている。
経常利益は営業利益とあまり変わらない。前期比から9.4%で上がっている。
1株当たりの四半期純利益は34.67円と前期比から微増。あまり成長していない。
配当金は1株6年から8円に増加。でも株価は反応しない。
リスク
- 少子化の進行・労働力不足・経済成長の停滞
- 国内全体の婚姻件数も減少傾向
- 婚活マッチングアプリが急成長
- マッチングの詐欺被害が増加
- 結婚相談所の真剣度・信頼性の確保取り組み
- 少子化対策・地方創生の官民連携
IBJの中期計画 2027年12月 ※これから3年後
- 成婚組数 12,527組 ⇒ 20,000組
- 加盟相談所数 4,428社 ⇒ 7,000社
- お見合い会員数 10.1万人 ⇒ 17.3万人
- マッチング会員数 25万人
第3四半期間の新規開業件数は248件で、9月末に4,428件になった。9.3%増加。年間1000件増えれば、中期計画は達成できる。
2023年12月期
- 約2年半のコロナ過の影響・加盟店数や会員数の不足・マッチングアプリとのバッティングによるイベント低迷のため中期経営計画を下方修正
成婚組数 2万5000人⇒ 2万人(20%ダウン)
加盟相談所数 10000社 ⇒ 7000社(30%ダウン)
お見合い会員数 20万人 ⇒ 17万人(15%ダウン)
マッチング会員数 50万人 ⇒ 25万人(50%ダウン) - オーネットとの資本業務提携
- パーティー事業刷新
- 新たなマッチングプラットフォームの構築
- ライフデザイン分野でのM&A
- 売上高は前期比19.9%、営業利益は11.9%増加している。
- 結婚相談所数は右肩上がりに順調に推移。77銀行などの地銀と提携。法人開業もあり。
- 恋愛リアリティショーを配信。相談所入会予備軍を囲い込み。
- 指輪・保険など、結婚相談所事業から送客。安定基盤になる。
- 流動負債が倍増 3,868百万円 ⇒ 7,187百万円
主に短期借入金が増えている。
その分、建物・土地・投資有価証券が増えている。
投資キャッシュフローが増加 -1,935百万円 ⇒ -4,165百万円
2016年12月期(平成28年12月期)
- 婚活会員数が約55万人
- 東京大学の技術協力でAIや画像認識でマッチング精度を高めるアルゴリズム開発着手
- 売上高は前期比23.5%、営業利益は32.3%増加している。
- メディア部門にFC加盟店開発
- 競合他社の増加で婚活市場が活性化している。
- 組織体制が変わっている。
FC事業、コーポレート事業が新たにできた。法人・個人向けの結婚相談事業の開業支援など。
ライフデザイン事業が新たにできた。
株式会社ウインドアンドサンを連結子会社
株式会社かもめ他を連結子会社 - 年20%成長の継続
- 1株あたりの配当6円、配当性向は30.1%
2015年12月期(平成27年12月期)
- 売上高は前期比24.3%、営業利益も31.3%と急成長している。
- 7月に業界団体『日本結婚相手紹介サービス協議会(JMIC)』が設立される。
- オンライン・オフライン両方の婚活サービスを運営する。
- 婚活会員数42万名
- 来年度は売上高4,883百万円、営業利益1,000百万円、経常利益992百万円、純利益664百万円を見込む
- 自己資本比率は56.8%
- 1株当たり配当17円、配当性向 37.2%
- 年20%成長の継続
- 株式分割をしている。
2014年12月期(平成26年12月期)
- 売上高は前期比28.8%, 営業利益も42.8%と急成長している。
- 日本創生会議・人口減少問題検討部会、『ストップ少子化・地方元気戦略』で婚活後押しの国民的気運が高まる
- スマホ普及率が53.5%になる。インターネット利用が増える。オンラインサービスの利用が進む。
- 国外では台湾との合弁会社を設立。4月から台湾企業2社と合弁会社を設立。
- 1株当たり配当25円、配当性向 38.4%
- 自己資本比率53%
- 年20%成長の継続
- 株式分割を1株から2株で実施 672円 ⇒ 336円へ
2012年12月に上場している。2年後に株式分割。