著者は片岡鶴太郎。2018年2月5日 初版発行。
心に響いた言葉
はじめに
- 毎朝、午前1時に起床し、4時間のヨガ、2時間の朝食タイム。
- ひとつだけ自慢できることは、あきらめずに続けること。
- 内面の静けさを重んじながら、毎日を丁寧に生きていけば、年齢を重ねることは豊かなことだと気づく。
- 自分を見つめて、自分を信じ、自分を認めて、正直に生きること。
第1章 しっかり根を張れば、枝葉はすくすく伸びていく
- 人の意見に左右されたり、自分の意志でいろいろなことが決められない人は魂の歓喜がわからない。
- 不易流行
不変の心理を知らなければ、基礎が確立できず。
変化を知らなければ新たな進展がない。
流行をバカにしてはならない。 - 自分を信じていますか?を10回唱えると自分の中のシードに気づけるかも。
第2章 ヨーガが私に教えてくれたこと
- 朝4時間ヨーガをやって、2時間の朝食、その他準備を含めると7時間前に起きる。
- 最初のヨーガは習った準備運動、アーサナ、浄化法、呼吸法、瞑想をしてトータル1時間ぐらい。
3か月ぐらいして、体がフワーッとしてなんとも言えない気持ちよさと幸福感に包まれた。
諦めずにやると何日目かにまた同じ体験をした。
ある程度繰り返しているとコツがわかってきた。
ヨーガのポーズが苦手だったが続けていくうちに期待に応えて柔らかくなってきた。 - 怒りの感情がなぜ湧いてくるのか客観視できるようになった。
- ヨーガを探求した結果、1時間が1時間半、2時間、4時間と伸びていった。
大切なのは毎日の積み重ね。継続は力なり。毎日、丁寧に反復する。 - ナウリをすれば、便秘にならず。
- 口呼吸より鼻呼吸がよい。
鼻呼吸は加湿器と空気清浄機、エアコンの効果がある。 - 左鼻から吸って、右鼻から吐く呼吸法をヨーガでは月の呼吸という。副交感神経を刺激する。
右鼻から吸って、左鼻から吐く場合は太陽の呼吸。交感神経を高める。
ナーディシュッディは、月の呼吸と太陽の呼吸を交互に繰り返す。
自律神経を整えて、免疫力を上げる効果がある。 - ヨーガで、安定と静寂、俯瞰する視点が得られた。安定した肉体と精神が結合して、周りの状況に左右されない自分軸を保てるようになった。
- ヨーガはサンスクリット語で結合する、統合するという意味のユジから派生した言葉。
- ヨーガとはあるがままに気づくこと。
第3章 誰にでもできる身体の声の聞き方
- 若い頃は身体の声を聞くどころか、ただただ自分の欲求や欲望のまま動いていた。
- 本当にこんなことをやっていいのか?これで今、死んでも、自分の人生に後悔することはないか?
- 周りにとって正しい意見が自分にとって正しい意見ではない。
毎日、準備運動だけでもやっていれば、必ず変化が表れる。その変化が体の声。 - 魂の歓喜まで昇華させるためには継続。
大切なのは今日やろう。言い換えれば、今を大切にしよう。
第4章 食べることは生き方そのもの
- 高血圧・糖尿病・脂質異常症や脳卒中・心筋梗塞につながる。
- 食べ方が生き方そのもの。
食生活の誤りが、生活習慣病の原因になる。
極少食が人を長生きさせる。
身体の声に耳を傾けて真の楽しみを味わう。
第5章 人生の時間は自分で決める
- 1日1日を生ききるようにして日々を重ねる。
- 人間の苦しみを生むもの
無知
自我意識
執着
嫌悪・貪欲
生存欲求 - 物事の結果にはすべて原因があり、その原因のほとんどは自分の思いと繋がっている。
- よく生きたものがよく死ぬることができる。それはよく働くものがよく眠れるのと同じこと。
- 毎日毎日1分1秒を無我夢中で一生懸命に生きていれば、心に不安や恐れが入り込む余地はない。
- 自分がこれをやりたいと思ってやっていることは、自分の時間を過ごしたことになる。
- 食べ物は腐れば毒になるが、発酵すれば美味しくなる。
老いることも劣化に繋げることも、進化に繋げることもできる。
あとがき
- 生活は便利快適になるが、人間の悩みは増えている。
- 心の中の静けさを求める。身体や心と対話を重ねる。
- 人間の可能性は無限大。可能性の扉を開くも閉じるも自分次第。