著者:ピーター・リンチ、ジョン・ロスチャイルド
訳:三原淳雄、土屋安衛
第1刷発行:2001年3月8日
第8刷発行:2004年7月27日

著者紹介

  • ピーター・リンチ
    1944年生まれ。1977年~1990年までマゼランファンドの運用担当。2000万ドル(※30億円)を140億ドル(約2兆円)にした。全米No1のファンドマネージャー。
  • ジョン・ロスチャイルド
    金融コラムニスト
  • 三原淳雄(みはらあつお)
    日興証券退社。日本フィナンシャルプランナーズ学会顧問。
  • 土屋安衛(つちややすえ)
    山一証券退社。翻訳家。

ミレニアム版への序章

  • この本は迷える投資家がもっと利益を上げるための道しるべになるであろう。
  • PER=Price Earnings Ratio (株価収益率)で利益がまだ上がっていない企業は”E”がない。アマゾンドットコムは”E”がなかった。
    “P”は”E”の何倍か?
  • 株式投資の成否は、この会社が収益によるという確固たる考え。株価の今日・明日・来週の動きは単なる気まぐれ。
  • 時価総額100億ドル(1.5兆円)か1000億ドル(15兆円)になるためには、どのくらいの利益を上げないといけないか自問自答。
    PERで今の市場で何倍かを考えれば、1株当たりの純利益がどれだけ伸びないといけないかがわかる。
  • ①主流の企業のビジネスから間接的に利益を上げている会社
    ②フリー・インターネット・プレイ(主流のビジネスじゃないが、主流のビジネスを抱えている?)
    ③オールドエコノミーがインターネットなどで業務改善して利益をあげる企業
  • 5億ドルの会社が成功するかもしれない。100億ドルの会社が無価値になりかもしれない。
    5億ドルの会社が無価値になるかもしれない。100億ドルの会社が成功するかもしれない。
  • 投資する前の宿題は、利益見通し、財務状況、競争上の位置、成長計画などを済ます前に投資はしない。
    小売業の場合、その会社は拡大の時期の終わりに近づいているか?(終盤のイニングか?)
    将来の成長がどのようにもたらされ、いつ頃減速するかを見極める。
  • ポートフォリオの10銘柄中、6銘柄が値上がりすれば満足すべき結果が得られる。