会社四季報編集部。2024年9月24日 第1刷発行。

心に響いた言葉

はじめに

第1章 会社四季報で会社の基本を知る

  • 証券コードの下2桁が01の会社は、業界の代表的ない会社や老舗企業が多い。
  • 会社四季報は、前株の場合は(株)、後株は省略。
  • 会社四季報オンラインは、投資のコワイをなくすことミッション。
    初級者向けエントリープランは月額330円、年額3300円。
    簡易版のベーシックプランは月額1100円、年額12,500円。
    上級者・プロ向け仕様は月額5500円、年額58,000円。
  • 連結事業で、売上高構成比%がわかる。カッコの中は売上高営業利益率%
    ⇒どんな事業があって、収益柱がどれかがわかる。
  • 売上高や営業利益を従業員数で割ってみると、効率性を測ることができる。
  • カストディアンが大株主に登場している会社は、株価上昇や配当に対する株主からのプレッシャーが強い。
    ※カストディアンは真の株主から証券の保管や配当の受け取りなどの業務を委託されている。
  • 社長も就任前の経歴をチェックする。
    副社長、専務からの昇格か?取締役以外からの十数人抜きの抜擢か?
    決算説明会の動画の社長の表情や声のトーン、質疑応答の受け答えも注目。
  • 会社の販売先や仕入れ先もチェック。
    風が吹けば桶屋が儲かる。
    連想買いや連想売りの手がかりになる。
  • 販売先は、有価証券報告書の生産、受注および販売の状況で売上高の割合を確認できる。

第2章 会社四季報予想はこうして作られる

  • 業績欄の利益続伸、利益反落などは、基本的に営業益予想について説明している。
  • 最高益は純利益を基準にしている。
  • 会社計画は、その会社特有のクセがある。
    ①納入先電機メーカーの大ヒットで大幅な増収増益になる見込みだが、値下げ要求されたくないので、慎重な計画を発表する。⇒上方修正しやすい。
    ②新商品の発売を計画しているので、大ヒットを前提に強気の会社計画を発表する。
    ③経営危機に直面しているので、実情よりも楽観的な会社計画を開示する。
  • 会社四季報で好業績の見通しが出ても、すでに織り込まれていたり、材料出尽くしや利益確定売りが出て、株価下落するケースあり。
  • 当期純利益は利益剰余金として前期末の自己資本にプラスされ、株主価値を増加させる。
    ※自己資本 = 純資産(資本金、資本剰余金、利益剰余金など)
    ※純利益は貸借対照表と損益計算書をつなぐ仲介役。
  • 1株あたりの利益 or 純利益 = EPS (Earning Per Share)
  • 京成電鉄(9009)はオリエンタルランド(4661)の持分法適用会社。
    京成電鉄の経常利益に、オリエンタルランドの利益が追加されているため、営業利益 < 経常利益になっている。
  • 四季報オンラインでは毎週木曜日早朝にまとめて業績予想数値を更新している。
  • 使いこなしている株式投資家は、最新号の発売日当日に業績欄の見出しを総チェックして、値上がりが期待できそうな勢いがある銘柄を探す人もいる。
  • 独自増額:会社計画とは異なる会社四季報独自の予想数字であることを意味する。

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