著者は片岡鶴太郎。2023年7月25日 第1刷発行。2023年9月25日 第3刷発行。
心に響いた言葉
はしがき
- 60歳以降は自分に向き合える贅沢な時間
- シードは心の中に無数にあって、ふとした瞬間に発芽したいとサインを送ってくる。
それを見逃さない。心赴くままに行動する。 - ヨガをして体と心をリセットした。
- 人生最後に与えられる自分だけの時間をとことん楽しむための準備をしようと無意識に考えていた。
- 他人は他人。何より大切なのは自分。
- 今の自分は何をすべきか?今日は何をすべきか?
お迎えが来るのをただ漫然と待っているよりも自分の心の赴くままに好き勝手に生きる方が後悔のない人生を送れる。
第1章 老いては好きにしたがえ!
- 心が疲れている時、ネガティブになる方向に引きずられる。
自分を元気づけることが大切。 - 流行をバカにするから孤独な老人が増える。
不易流行。
年老いても流行は尊敬して取り入れていった方が世界は広がる。 - 時間を自由に使えるのなら、自由に外を歩いてみる。
前からこれをやってみたかったとふと思い出すかもしれない。 - 未知の何かを学ぶときには素人(すびと)になる。
それまで勤めていた会社の立場やプライドは捨てて臨む。 - どうやって新しいことをモノにしていくか?
ひたすら反復練習あるのみ。地道な反復を毎日できるかどうか? - アンチに回る人は、あなたのように別のステージに飛び立とうとする勇気がないから、本当はうらやましい。
第2章 衰えを逆手に暮しを愉しむ
- ボクシングを始めて、朝昼食べる1日2食生活に切り替えた。
- お酒をやめて、寝起きの身体は軽くなり、脳もクリア。飲みすぎて不要なことを言わなくなり、揉め事も減った。
- 一番美味しくて簡単でヘルシーな料理法は蒸し料理。
食材を切って蒸し器に入れて蒸すだけ。
カボチャ・じゃがいも・にんじん・大根・キャベツなんでもOK。
アスパラガスは最高。
蒸した野菜にごま油と塩をつけて食べる。 - ポテトサラダはじゃがいもと玉ねぎを蒸し器に入れて、ジャガイモをつぶして、オリーブオイルと酢で味付けする。
- きゅうりと人参の塩炒め
- 動物性のものから出汁を取らなくなった。
昆布から出汁を取る。 - 腸内環境を整えると幸せ物質のセロトニンが増える。
内臓をクリアにしておかないと不機嫌やイライラで悩まされる。 - 疲れている日は夜は食べない。白湯(さゆ)だけ飲んで、空きっ腹で寝てしまう。
内臓が休まる。翌日好きなものを食べる。一番おすすめ。 - 1日1食。
野菜果物など10品目、2時間半かけてゆっくり時間をかけて食べる。 - 起きたら三線の練習する。花に水をやる。落語を一席、口ずさむ。ドラマが撮影中ならセリフを反復練習する。
3時間ぐらいヨガ、食事をとる。 - 血行を良くし、体温を上げるマッサージをする。右手で左手を揉み、指一本を丹念に揉む。足も同様に揉む。
- 歯磨きを40分やっている。鏡に映る歯を見ながら、1本ずつ丁寧に磨く。歯の間の汚れを取るためにフロスもする。
第3章 いくつになっても新しいことにチャレンジ
- 日本ではダメ出しして、ダメなところを平均値まで上げる作業が中心かもしれない。
いいところを徹底して伸ばした方が自分のためになる。
第4章 生涯現役でいるために、やり方や立場に固執(こしつ)しない
- 何事も習う時は、基礎を徹底的にやる。
2つ以上の世界を知っていると、ある場所で覚えた感覚が別の場所でも使えるようになる。 - 顎で指示された瞬間、テレビで活躍する片岡鶴太郎が出てしまった。
第5章 年老いて必要なのは、シンプルな関係
- 必要なもの以外は手に入れない。
欲しいものにしかお金を使わない。
無駄遣いしない。 - 良好な人間関係のために、お金は借りない。貸さない。
お金に困っていても、自分にとって大切な人から借りようとは思わない。 - 波動が出ていない人、スモークがかっていないか、精神的に晴れていない人とは会わない。
- 息子たちには好きなことをやれと言ってきた。魂が感じる好きなことをやれ。
- 嫌なことを仕事にして、ストレスで大酒飲んだり、遊びに大金を使って浪費してしまう。
好きなことが仕事にならなかったとしても、好きなことをやれば人間性、精神性を高められる。
第6章 死後のことより、今日に集中して生きる!
- 肉を毎日食べて100歳まで生きる人もいる。
菜食なのに早死にする人もいる。
重要なのは自分にとって最良のライフスタイルを知ること。
食べて胃がムカムカするようなものは、それは食べないでくれという身体のサイン。 - 煙草を吸う人、酒を飲む人、肉を食べる人、あまり直接的な助言はしない。
- 親孝行は、旅行やお金の援助ではなく、元気な顔を見せる。
電話して声を聞かせてあげること。
あとがき
- 自分の中にシードが見つけたら、毎日毎日水をやり、育てて発芽させる。
挫折しそうな時も、自分が決めたことと踏ん張って反復する。
毎日毎日続けると、神様からギフトが届く。 - 昔は良かったと昔話をするよりも、今日の自分がいちばんだと楽しんで行きたい。