著者は大嶋信頼。2020年3月10日 第1刷発行。
心に響いた言葉
はじめに
- いつも人のことばかり考えて凹んでいる人は、心に傷を負っている。
⇒心に傷を負うのは、人との距離感をうまく取れないから - 人間関係の距離感を意識する。
⇒他人に振り回されず、自分が人生の主役でいいんだという思い。 - 繰り返し流し読みするだけで何かが変わっていくはず。
第1章 なぜ人との距離感に悩んでしまうのか
- 人の気持ちを考えてしまうのは、他人と自分の境界線が引けないから。
- 相手の気持ちを考えてしまうのは、心の距離感が近すぎで、相手の心の中まで入っていた。
- 心の距離が近すぎるというのは、誰かがズカズカ自分の部屋に入ってきて、勝手に冷蔵庫を開けてチェックすることと同じ。
- 外に出ると、他人の気持ちを考えるのは、下品で失礼なことになる。
- 人とのほどよい心の距離感は、相手の心をのぞかない距離。
親しい友達でも相手の家に行ったら、冷蔵庫までは開けない。 - 相手の気持ちを考えてしまうこと自体が、すでに相手の家に土足で上がるようなもの。
相手の家の冷蔵庫を開けてしまうような、あつかましい人間。 - お互い感情をさらけ出したほうが、もっと分かり合えて信頼関係が深まるのは誤解。
- 傷つかないためには、距離感の合わない人から離れて、自分にとって不快ではない距離を取ればよい。
- 自分が人生の主役という自覚がないから楽しめない。
このキャストはどんなふうに私の人生のドラマをおもしろくしてくれるのかなという感覚になる。
第2章 こんな人に悩まされていない!?あなたを狙う6タイプ
- マウンティングしてくる人はペットと同じ距離感になっている。
マウンティングしてくる人のしつけをしたいの?と自問してみる。
マウンティングしてくる人がいたら、この人は私のペットじゃないと叫んでみる。 - 好ましくない行動をしたときは無視する。
相手にされないと感じると、マウンティングしてこなくなり、しだいにターゲットが変わる。 - 愚痴っぽい人には、心の中で家族じゃないと叫ぶ。
- 苦しんでいる人には、苦しみは相手のものと唱えると対等な関係になれる。
- 孤独な人には、孤独は誰のものではないと唱えれば相手から自分を切り離せる。
第3章 シチュエーション別 他人の言動に傷つかない方法
- 家族の距離感の特徴は、ちっとも相手を褒めなくなること。この子の将来のことを考えて・・・と余計なことをしがち。
- 相手の意見を聞かないと決められない状況になったら、夫は頼りになると心の中で断言する。
⇒いつも意見を求めたくなる誰かに置き換えてもOK。 - 人は私にあこがれていると唱えると、自己犠牲をしなくなる。
第4章 主導権を握ろうとする相手を封じるテクニック
- 相手と種類が違うと、マウンティングされる可能性が高い。
⇒種類が違うと思うことで、適切な距離感を開けられる。 - 小さなお願いをコツコツと聞いてもらうことで、給料をあげないというボスのマウンティングをかわすことができる。
- あの人と会うのが面倒くさいなと思ったら、相手からマウンティングされている可能性あり。
- 1の親切に対して1のお返しでいいのに、10を返さないと悪いことをしていると思うのは、人間関係の計算ができていないから。
第5章 他人に振り回されないためには
- 人の気持ちを考えすぎてしまうと、振り回されて苦しくなる。
⇒自分に向き合えば、振り回される苦しみから解放されて楽になる。 - 本当は、あの人のことどう思っているの?と自問自答する。
⇒シンプルでドライな答えが返ってくる。他人の気持ちのしがらみから解放。
自由に自分で動ける。人に振り回されない。 - 境界線をちゃんと引いておかないと、ズカズカと相手が侵入してくる。
⇒相手と自分の間に1本の太いラインをイメージするだけで、不思議と周りの人に気を使わなくなる。 - 自分からわざわざ相手に連絡しないようにする。
⇒人間関係が整理される。 - 他人に振り回されなくなったら、自分のやりたいことができるようになる。
- 誰とでも仲良くできるという子供の思考はやめる。
- 年齢を積み重ねるにしたがって、自分の身体が喜ぶものだけを選べるようになった。
⇒友達関係も、自分の魂が喜ぶ人たちだけに絞られる。 - 食事の場合、身体にいいのは食べて心も身体も元気になることが基準。
人間関係では、会うと元気になるというのが、身体にいい人間関係。
⇒ あの人に会うと元気がもらえるなという感覚。 - 身体にいい人間関係を築くと決意すれば、人に振り回されなくなり、本来の自分らしく生きられるようになる。
- ケーキやポテトチップスも食べている時は幸せでも食べた後に後悔する。身体にいい食べ物ではない可能性がある。
- 身体に悪い人間関係は我慢してはいけない。
⇒ 節約のためにお昼にカップラーメンを食べるのと同じ感覚。 - 身体に悪い人間関係の場合、この関係は身体に悪いんだなときちんと認識すること。
- 身体に悪い人たちと2か月ぐらい接触しなければ、毒が抜けて元気になる。
- 煩わしい人間関係が減っていくと、どんどん美しくなっていった。
- 嫌な親戚づきあいや近所づきあいを無理して続けない
⇒ どんどん親戚たちと疎遠に。
⇒ 身体にいい人間関係は若返る。 - 身体に悪い人間関係だと自覚するだけでもよい。
⇒ 自覚をもつだけで変わっていく。 - 身体にいい人間関係を探すのは、おいしいものを探す旅。
会ったあとに元気になるかどうかがポイント。 - 他人を大切にするように自分を大切にする。自分を気遣ってあげる。自分が中心。
- 自分に優しくすればするほど、身体に悪い人間関係は自然と清算されて、身体にいい人間関係だけが残っていく。