著者は今野清志。2013年12月30日 初版第一刷発行。
心に響いた言葉
はじめに
- 1週間、死力を尽くして、シェイク法、タッピング、さすり法、呼吸法、指圧法、瞑想法を毎日行った。
視力が0.05から0.2に回復した。 - 通常は、血流を促すシェイク法とタッピングだけでも、目の状態は著しく改善する。
第1章 日本人は世界で一番目が悪い
- 緑内障が20代でも急増している。高くなった眼圧が視神経を圧迫して、視野がかける病気。
眼圧を検査して正常値以上であれば緑内障と診断される。 - 眼圧が正常値でも、血流障害が原因で、視神経が衰えて見えにくくなる正常眼圧緑内障が増えている。
- 眼圧の検査と合わせて、視神経が束になっている部分を撮影して変形がないかをみる眼底検査も行われる。
視神経の束が200万から半分以下の80万にならないと減っていることがわからない。
眼圧が高い場合も、眼圧を下げる点眼薬を処方され、経過観察するのが主流。 - 老眼は目の栄養失調。目の栄養は酸素と血流。
- 焦点が合わせづらくなる一番の原因は、水晶体に栄養がいかなくなって硬くなること。
水晶体が栄養不足で新陳代謝が衰えると、濁る。 - 白内障は水晶体を構成しているたんぱく質に混濁が生じること。
- 角膜や水晶体が栄養不足で弾力を失っているのに、レーシック手術で無理やり屈折率を合わせても、近視の原因は取り除かれていない。
- 目の栄養源は酸素。酸素を運んでくるのが血液。
第2章 酸素不足が目を悪くする
- 酸欠になると毛様体の筋力と水晶体の弾力が失われるので、近視や老眼になる。
水晶体の新陳代謝が衰えると、濁りが生じて白内障になる。
眼球内の老廃物がきちんと排泄されないと飛蚊症になる。
酸欠になり目の組織を満たす体液の排泄が滞ると眼圧が上昇して緑内障になる。 - 薬は症状を抑えるためで、病気が治っていくわけではない。
第3章 1分間で目がよくなる7つの視力回復トレーニング
- 7つのトレーニングがあるが、順番は関係なし。1つ1つは1分もかからない。
- 1日7つのトレーニングをすべて行うことが重要。
- 1回に行う回数だけ守れば、1日に何度やってもかまわない。
- トレーニング①:タッピング法
人差し指から小指までの4本の指でトントン叩く。
少し強めに叩くが、皮膚は赤くなるまで叩かなくてもよい。
1秒間に3回叩くくらいの速さでリズミカルにタッピングする。
・眉間からこめかみに向かい眉毛の上に沿って5回タッピング
・目の1センチ下を目頭から目尻に向かって5回タッピング
・こめかみから頭頂に向かって5回タッピング
・腕のタッピング
・足のタッピング
・爪のタッピング - トレーニング②:シェイク法
眉間側の眉上に両手の指を乗せて、上下に5回シェイクしながら3か所移動する
目の下にある骨に両手の指を乗せて、左右に5回シェイクしながら3か所移動する
目尻からこめかみに4本の指を乗せ、左右に5回シェイクする。
首の上に片方の手を乗せ、左右を上から下に5回シェイクする。
首の両側から手を乗せ、左右を上から下に5回シェイクする。 - トレーニング③:さすり法
上側の眼窩の縁・眉毛・眉毛の上部を5回さする
下側の眼窩の縁・目の下・頬骨に沿って5回さする。
こめかみをプッシュして3秒制止する。 - トレーニング④:指圧法
目の周りにある12のツボに中指をふれて3回しする。
その後、優しく3秒間プッシュする。
耳のマッサージをする - トレーニング⑤:呼吸法
呼吸の基本は鼻から吸って口から吐くこと
口で吸うと空気中の埃や細菌をそのまま取り込んでしまう。
まずは空気を吐き出す
肺や背中や身体の脇からも膨らむイメージをもって空気を吸う
6秒以上かけて空気を吐き出す - トレーニング⑥:確認法
カレンダーの数字やポスターなど目標物を決める
裸眼でしっかり見える位置に立つ
後に下がって少し見えにくくなるところまで下がる。
脳に見ようとする力が高まり、脳が活性化する。 - トレーニング⑦:瞑想法
目を閉じて幸せなシーン、楽しいシーンを思い浮かべるだけ。
時間制限なし。1分でもよいし5分でもよい。
第4章 深呼吸とジャンプで目はよくなる
- 毎日空き時間にタッピングやさすり法、シェイク法、指圧法をしている。
- ペットボトルの裏に千枚通しで直径1.5~2mmの穴をあけて、1日50回空気を吐き出す。
できるようになったら1つ穴をふさいで10秒以上かけて息を吐き切る。 - 1日500回ジャンプする。ひざが悪い場合は、もも上げやスクワットを100回行う。
- 目にいい食べ物はニンジン。
- 成長ホルモンは就寝直後から始まる。深い眠りのときのみ分泌される。夜中の3時以降は分泌されない。
成長ホルモンは身体を修復し、機能を高めるのに欠かせないホルモン。
成長ホルモンは加齢とともに分泌量が減少する。
骨や筋肉を丈夫にする。
代謝を活発にする。
臓器を修復・再生する。
脂肪を糖に分解する。
皮膚の再生、毛髪の生え変わりを促進する。
第5章 目やよくなると人生が好転する
- 大人の視力回復はやる気が出て、いろいろ興味が出て、集中力が出て、資格試験に受かった。記憶力が増して、脳が活動的に行動をとるケースがみられる。
- ペットボトル呼吸法を行うと体重が減った女性もいた。気道が強くなると腸も鍛えられる。代謝がきちんと行われる。
あとがき
- 1分間で何ができるの?と思ったら、1分間自分の鼻をつまみ、呼吸を止めてみる。60秒の長さがわかる。
1秒1秒の時の大切さと生命の大切さがわかる。